2015年11月11日水曜日

道具のお手入れ

バーナーワークという、ガラスを熱で融かして形づくる技法では、
ガラスが熱すぎて触れないので、色々な道具を使って成形します。
でも、専用の、バーナーワークのためだけの道具というのはあまり多くなく、
ホームセンターなどで普通に売っているペンチやピンセットなど、
自分に合ったものを選んで使うのが一般的です。


私は左官用のコテ、目打ち、フォーク(食事用のやつです)なども使っています。
この道具たち、ガラスが滑ってしまうと作業しづらいので、
表面の油分は最初に焼き飛ばしたり、洗ったりして、落としてから使います。

油分を落とすことで、使いやすくはなるのですが…
この時期は特に、水分があるとすぐに錆びてしまいます。
ほんの数分置いておくだけでも、みるみる錆びが浮いてくるのです。

昨日は、夜にうっかりペンチを流しに置いたまま寝てしまい、
朝に見たときはもう、立派に錆びが出てしまっていました。

やってしまった…!(>_<) と前日の眠気に勝てなかった自分を呪っても
錆びが引っ込んでくれるわけでもないので、
錆び落としのスポンジを使って、ピカピカになるまで磨き直します。

道具は常にきれいに使わないと、腕は上がらないよ、と教わったので、
道具の手入れをするときは、上達のためのおまじないをしてるみたいです。


さて、ピカピカになった道具は片付けて、
バーナー作業は昨日でひとまず休止。
今日からはしばらくステンドグラスの作業に入ります。