私がバーナーで使っているガラスは、耐熱ガラスではないため、
急な温度変化に弱いのです。
ガラスのコップなどにもよく注意点が書いてありますが、
急熱急冷、と言って、文字通り急に温めたり急に冷ましたりすると
ガラスに無理がかかって割れてしまいます。
じゃぁ、割れないためにどうすればいいかと言うと、
ゆっくり温める(予熱)・ゆっくり冷やす(徐冷)、が必要になります。
気温の低い冬の間は、ガラスも冷えているので、
予熱と徐冷に気を使う季節です。
バーナーで融かすときは、火に当たらない少し遠いところから、
ゆっくり温めていって、温まったら少し火に近づけて、
だんだんと炎の中に入れていきます。
これを急ぐと、パリーンとガラスが飛び散ってしまいます。
温めるときはまだ、いいのですけれども…
問題は冷ますとき。
せっかく時間をかけて作り上げたとんぼ玉も、
冷まし方を間違えてしまうと、パリーンと真っ二つに割れたり、
ひどい時は粉々に砕けてしまったりするのです…!(>_<;)
感覚がわかってくれば、あまりひどい失敗はしなくなりますが、
それでも、制作後の徐冷は一番気を使います。
特に、この季節は急激に冷えてしまうことが多いので、
「ピシッ」 というガラスにひびが入る嫌な音は、
隣の部屋に居ても、音楽をかけていても、
電話をしていても、聞こえてしまうのです。
割れませんように…と祈るように、いつも作品を仕上げています。
雪だるまさん、12月25日お届け分まで、
クリスマスパッケージでお届けしています☆
2016 1/31 10:00~17:00
於 : インテックス大阪